エンティティ抽出
定義
エンティティ抽出とは、非構造のテキストから、名前、注文番号、日付、商品、金額といった特定の構造化された情報を取り出し、システムがそれをもとに動けるようにする処理です。
仕組み
「3 月 3 日の注文 #10432 がまだ届きません」というメッセージがあれば、エンティティ抽出は #10432 を注文番号、3 月 3 日を日付として特定します。従来の手法では固有表現抽出(NER)のモデルを使います。LLM ベースのエージェントは、エンティティを直接抽出し、ツールが求めるフィールドに対応づけられます。
抽出した値は、エージェントが カスタムツールや API 呼び出しに渡すものです。文章から注文番号を切り出さないことには、注文を照会しようがありません。
サポートで重要な理由
エンティティ抽出は、自然言語と実際の行動をつなぐ橋です。インテント認識と組み合わせれば、AI エージェントは「お客様は注文 #10432 を追跡したい」という理解から、実際に注文システムを呼び出して最新のステータスを返すところまで進めます。手順を説明することと、やり遂げることの違いです。
よくある質問
エンティティ抽出と NER はどう違いますか?
固有表現抽出(NER)は、人名、地名、日付といったエンティティを取り出す従来からの呼び名です。「エンティティ抽出」はより広く使われ、サポートの文脈では注文番号やアカウント番号のような独自の項目も含むことが多くあります。
AI エージェントにエンティティ抽出が必要なのはなぜですか?
要望に対して行動するには、自由に書かれた文章から注文番号、メールアドレス、日付といった具体的な値を切り出し、ツールや API に渡さなければならないからです。これがなければ、エージェントは意図を理解できても実行できません。
関連用語
インテント認識(意図認識)
インテント認識とは、顧客のメッセージから「注文を追跡したい」「返金してほしい」「サブスクリプションを解約したい」といった目的を特定し、正しく振り分けたり、その場で解決したりできるようにする処理です。.
自然言語処理(NLP)
自然言語処理(NLP)とは、コンピューターが人間の言語を理解し、解釈し、生成できるようにすることを目的とした AI の分野です。インテント認識、感情分析、テキスト分類といった処理の土台になります。.
テキスト分類
テキスト分類とは、文章にカテゴリやラベルを自動で割り当てるタスクです。サポートチケットをトピック・言語・優先度でタグ付けするのがその例です。.
関数呼び出し(Function Calling)
関数呼び出しとは、言語モデルがあらかじめ定義された関数や API の実行を要求できる機能です。関数名と構造化された引数を返すことで、モデルはテキストを生成するだけでなく、ライブデータを取得したりアクションを実行したりできるようになります。.
カスタムツール
Macha のカスタムツールは、設定した任意の HTTP API エンドポイントを AI エージェントから呼び出せるようにする機能です。Macha に標準コネクタがないシステムでも、マーケットプレイスのアプリを待たずに、ライブデータを読んだりアクションを実行したりできます。.
アイデアを実装に
Macha は既に運用中のヘルプデスク (Zendesk、Freshdesk、Front、Intercom、Gorgias) の上に載る AI エージェント層です。
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