インテント認識(意図認識)
定義
インテント認識とは、顧客のメッセージから「注文を追跡したい」「返金してほしい」「サブスクリプションを解約したい」といった目的を特定し、正しく振り分けたり、その場で解決したりできるようにする処理です。
仕組み
従来のボットは、あらかじめ固定したインテントの一覧を持ち、それぞれに例文を学習させる方式でした。現在の LLM ベースのエージェントは、言語理解そのものを使ってメッセージから直接インテントを推論できるため、あらゆる言い回しを事前に定義しておく必要がありません。顧客の目的に対して適用されるテキスト分類の一種だと考えると分かりやすいでしょう。
インテント認識は、エンティティ抽出と並行して動くことがよくあります。エンティティ抽出は、認識したインテントに沿って行動するために必要な具体的な情報(注文番号、商品、日付)を取り出す処理です。
サポートにとっての意味
インテントを正しく捉えることは、自動化された会話における最初の判断です。認識が正確であれば、顧客は適切なチームに振り分けられ、適切なセルフサービスの導線に案内され、あるいはその場で解決されます。逆にインテントを読み違えると、顧客は誤った経路に送られ、信頼が損なわれます。
よくある質問
インテント認識とエンティティ抽出の違いは何ですか?
インテント認識は顧客が何をしたいのか(目的)を特定します。エンティティ抽出は、その目的を実行するために必要な具体的な情報(注文番号、日付、商品)を取り出します。通常は両方が組み合わさって動きます。
LLM エージェントでもインテントの事前定義は必要ですか?
必ずしも必要ではありません。従来のボットは固定のインテント一覧を必要としましたが、LLM ベースのエージェントは自然言語から直接インテントを推論できることが多く、想定外の言い回しにも柔軟に対応できます。
関連用語
自然言語処理(NLP)
自然言語処理(NLP)とは、コンピューターが人間の言語を理解し、解釈し、生成できるようにすることを目的とした AI の分野です。インテント認識、感情分析、テキスト分類といった処理の土台になります。.
テキスト分類
テキスト分類とは、文章にカテゴリやラベルを自動で割り当てるタスクです。サポートチケットをトピック・言語・優先度でタグ付けするのがその例です。.
エンティティ抽出
エンティティ抽出とは、非構造のテキストから、名前、注文番号、日付、商品、金額といった特定の構造化された情報を取り出し、システムがそれをもとに動けるようにする処理です。.
チケットルーティング
チケットルーティングとは、届いたサポートチケットを、トピック・チャネル・言語・優先度・顧客のティアといったルールに基づいて、適切な担当者、チーム、キューに振り分ける処理です。.
会話型 AI
会話型 AI とは、自然なやり取りを通じて人がソフトウェアと対話できるようにする技術です。意図を理解し、ターンをまたいで文脈を保ち、チャットや音声で自然言語で応答します。.
アイデアを実装に
Macha は既に運用中のヘルプデスク (Zendesk、Freshdesk、Front、Intercom、Gorgias) の上に載る AI エージェント層です。
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