コンテインメント率
定義
コンテインメント率とは、ボットや自動化されたシステムが、人間の担当者にエスカレーションすることなく最後まで対応しきった問い合わせの割合です。
計算方法
計算式は、(完結した問い合わせ ÷ 自動対応した問い合わせの総数) × 100 です。ここでの「完結」とは、引き継ぎが発生せずにセッションがボットの中で終わったことを指します。チャットボットが 5,000 セッションを処理し、そのうち 3,500 件が担当者に到達せずに終わったなら、コンテインメント率は 70% です。
重要な注意点があります。コンテインメント率が数えているのはエスカレーションが起きなかったセッションであって、うまくいったセッションではありません。行き詰まって諦めてしまったお客様も、形のうえでは「完結」に含まれます。本当の解決と行き止まりを見分けるために、コンテインメント率は必ず CSAT と再問い合わせ率の隣に置いて読んでください。
なぜ重要か
コンテインメント率は、会話型の自動化における中心的な効率指標です。完結したセッションは、そのぶん人が手を動かさずに済んだセッションだからです。ただし数字は簡単に水増しできるため、成熟したチームはコンテインメント(エスカレーションが起きなかった)と本当の解決(問題が実際に片付いた)を区別し、後者を最適化します。
よくある質問
コンテインメントとデフレクションはどう違いますか?
デフレクションは通常、セルフサービスによってチケットがそもそも作られないようにすることを指します。コンテインメントは、すでに始まった対応をボットが人に渡さずに最後までやりきることを指します。どちらも、お客様の離脱を成功として数えてしまう危険があります。
コンテインメント率は高ければ高いほど良いのですか?
それだけでは判断できません。コンテインメント率が高いのに CSAT が低い場合、お客様は助けられているのではなく閉じ込められていることがよくあります。満足度と、完結したお客様が同じ問題で戻ってきていないかを併せて判断してください。
関連用語
チケットディフレクション(自己解決化)
チケットディフレクションとは、顧客の質問のうち、人が対応するサポートチケットになる前にセルフサービスや自動化で解決された割合のことです。.
セルフサービス率
セルフサービス率とは、ヘルプセンター、FAQ、ポータル、自動化といったセルフサービスの手段だけで解決した顧客の疑問の割合です。サポート担当者への問い合わせを必要としなかったものを指します。.
デフレクションと解決の違い
デフレクションと解決の違いとは、チケットが人に届くのを防ぐこと(デフレクション)と、お客様の問題を実際に片付けること(解決)の区別です。混同されやすい 2 つですが、測っているものはまったく異なります。.
人への引き継ぎ
人への引き継ぎとは、お客様に関わることには必ず人を介在させるという Macha の原則です。最も具体的な形は、対話型チャットで書き込み操作の直前にエージェントを一時停止させる確認ゲートと、難しい案件をチームに回すエスカレーションの型です。.
チャットボット
チャットボットとは、テキストを通じてユーザーとの会話を模倣するソフトウェアです。決定木をたどる単純なルールベースの台本から、自然言語を理解する AI 搭載のボットまで幅があります。.
アイデアを実装に
Macha は既に運用中のヘルプデスク (Zendesk、Freshdesk、Front、Intercom、Gorgias) の上に載る AI エージェント層です。
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